竜爪山九条の会
竜爪山九条の会は2006年全国で9条の会が次々と結成される中、竜爪山を間近に仰ぐ静岡市葵区東部の地でも、9条の会を立ち上げようと声が上がりました。
1年近い準備期間の中で地域の著名な方や宗教者などを訪ね、呼びかけ人、賛同者を募りました。その年9月に呼びかけ人が集まり、世話人会、事務局を立ち上げ “-未来をひらく- 竜爪山九条の会” が正式に発足しました。翌2007年2月12日東部地域に縁のある静岡大学教授小和田哲男先生をお招きし「発会のつどい」を開催。「歴史を学ぶということ、憲法を守るということ」と題した講演は、地域にポスティングしたチラシを見た大学生が友達を誘って参加するなど好評でした。
以来、毎年発会時期に講師を招いての「つどい」を開くほか、会報の発行、学習会、憲法カフェの開催、地域に「いいじゃん 今の憲法」のポスター250枚の貼り出し、2回にわたる独自のチラシ配布。浜岡での原発集会にはマイクロバスを仕立てて参加するなど、学びながら行動する活動を続けてきました。
発会13周年のつどい
今年は「発会13年のつどい」を3月22日に西奈生涯学習センター（リンク西奈）で開きます。当初「憲法9条は世界遺産」を出版し、9条改憲に反対している古賀誠自民党元幹事長に講演をお願いしようと古賀事務所に依頼したところ、数日して事務所から「現在講演を控えておりまして、お受けすることが出来ません。返事がおそくなりました上にご希望に添えず本当に申し訳ございません。ご理解戴けましたら幸いに存じます。」と丁重なことわりの連絡が入りました。
そこで以前から候補に挙がっていたプラムフィールドの馬場利子さん、ピアノ演奏とトークで活躍されている窪田由佳子さんにお願いすることになりました。講演の内容は憲法に託された想いと題し、馬場利子さんが「暮らしを守る生活術～知ればカンタン、食べ物選び～」、窪田由佳子さんの『シベリアのバイオリン』出版記念トークとピアノ演奏です。平和を願う幅広い市民に参加を呼びかけたいと思っています。
新聞意見広告
新聞1面を買い取り広く市民に改憲阻止を訴える「全県新聞意見広告」の運動が毎年行われています。竜爪山九条の会も参加しています。今年は朝日新聞と毎日新聞への掲載が計画され、掲載日は5月5日の予定です。1口500円です。各地の9条の会を通してご参加ください。
安倍9条改憲ＮＯ！ 改憲発議に反対する全国緊急署名
アベ首相は自民党総裁任期中に、自らの手で改憲を実現するとさかんに言います。総裁としての任期が迫ったこの時期、あらゆる手を使ってくることは国会での姿をみれば容易に想像できます。
2020年の通常国会と臨時国会で「改憲発議」を許すかどうか、さらに2021年通常国会会期中に安倍改憲国民投票を許すかどうか9条を守る私たちにとってまさに正念場です。私たちの草に根の運動で世論を味方にし、アベ首相乃改憲の企ては絶対に阻止しなければなりません。
全国の九条の会は、新たに始まった改憲発議に反対する全国緊急署名の取り組みを呼びかけています。
竜爪山九条の会は3000万署名では1030筆集めました。アベ首相に改憲発議を断念させ退陣に追い込むため、この署名を文字通り草の根から大きく拡げてゆきたいと思います。