活動報告① (2月25日集会)

2月25日、静岡文化会館にて「憲法9条変えるとどうなる?」をtテーマに集会を開催しました。

 

 

オープニングは、声楽家・大島優美子さんと門下生の皆様(ヴォーカルスタジオ猫の手)のとても素敵な歌声から。

 

続いて、高校生による朗読劇「茶色の朝(フランク・パブロフ作)」では、ごく普通の国家が人々の行動や考え方を段々支配していくというお話を見事に演じていました。

声だけなのに、語り手の一言でその情景がスッと頭の中に映し出されるため、物語の内容もより理解しやすくなり、高校生の技術の高さに圧倒されてしまいました。

 



そして「憲法の伝道師」こと、伊藤真先生による講演。

 

伊藤先生は現役の弁護士でありながらも、伊藤塾(司法試験の受験指導校)の塾長や、憲法学者、こういった講演活動など、その活躍は多岐にわたり、今回もご多忙の中を来ていただきました。

 

お話の分かりやすさはもちろんのこと、ユーモアも交えながらであったため、「憲法9条」という堅いテーマにも関わらず会場では笑い声が響き渡っていました。

 

80分の講演時間があっと言う間に過ぎ、伊藤先生から最後に「気付いたときに、気付いた人が声を上げることが必要」という言葉を投げかけられて、講演が終了しました。

 



15分の休憩をはさんで最後に、市民有志による朗読劇「9条が好きと言えなくなって(篠原久美子・非戦を選ぶ演劇人の会 作)」。 

 

これは家族や職場などの身近な人に「9条が好き」と言えなくなってしまった苦悩を描いた物語です。

 

「なんとなく言えなかった。」「そんな雰囲気ではなかった。」など、今の社会の「空気」や、胸を張って堂々と言いたいのに言えないという苦しみが、登場人物たちの会話からから伝わってきて、とてもリアリティのある朗読劇でした。

  

 

そんな朗読劇で幕を下ろしたこの度の集会ですが、約400人の方にご来場いただき、「朗読劇が伊藤先生のお話とリンクしていて、理解が深まった。」「9条改憲の危険性を強く感じた。」などという声を多数いただきました。 

こういった機会が、皆様の憲法9条について考えるきっかけになっていったら幸いです。